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バンコク発券 - その3
エアライン搭乗記
 

バンコク発券 - その3

その1、その2ではドバイ行きを中心としてのバンコク発券の利用法、メリット・デメリット、そして金額としての目安等を記述してきました。

今回は、具体的手続き、予約のコツ、ドバイ行き以外を含めてのバンコク発券の利用範囲などの各論について説明し最後としたいと思います。


バンコク発航空券の予約・発券の手続き

その1、その2でバンコク発券の概念について説明してきましたが、バンコクの旅行代理店に対して、メールでどのように手続きをとるかについて補足して説明します。

1 予約手続き

希望の便の便名、出発時間がはっきりわかっていればそれを伝えればよいですし、わからない場合は希望日程、時間を提示してどのような便があるか代理店に調べて連絡してもらってかまいません。(フライトスケジュールを自分で調べるには、付録「フライトスケジュールを調べる」を参照してください)

たとえば、年末年始を利用して2002年12月28日(土)から2003年1月5日(日)までドバイへ行きの便を予約する場合、すでにバンコク発券でのバンコク−日本往復を繰り返していて12月28日の復路東京−バンコク間のチケットを持っているとすれば、バンコク−ドバイ間の新規予約とバンコク−東京間をもう一往復手配して往路バンコク−東京を1月5日で予約すれば、2002年12月28日から1月5日までのドバイ旅行の便は確保できます。

この場合代理店に対し、メールで

ドバイ−バンコク間の新規予約依頼
(12月28日夜間バンコク発、1月5日朝迄にバンコク帰着)
バンコク−東京往復の新規予約依頼(往路1月5日午前バンコク発、午後東京着)
東京−バンコクについても予約変更する場合は、既予約の復路東京−バンコクの12月28日午前発への予約変更依頼

これら3件の出発時間、航空会社等の希望、航空券の有効期間を伝え、予約を作成してもらえばOKです。このとき、希望出発時間を優先するのか、航空会社の選択を優先するのか等、各種希望の順位をはっきりさせた上で代理店に伝えましょう。

新規手配分のバンコク−東京の復路は、予定が決まっていればそれで予約を入れておけばよいですし、はっきりわからない場合はオープンにしておいてもよいでしょう。


- 文面例 -

 

毎々お世話になっております。

2002年年末年始にかけて、前回同様2名にてバンコク経由ドバイへの旅行を計画しています。つきましては、次の(1)(3)についてご回答いただきたく、宜しくお願いいたします。

(1) 東京−バンコクの帰路オープンにて20025月に発券いただきましたJAL Xクラス(一年オープン)について、東京発バンコク行き帰路を2002/12/28(土)午前東京発の便にて予約させて頂きたく。
(2)

バンコク−ドバイ間について次の条件にて新規に予約したく、適当な便についてご提案ください

希望日程

2002/12/28夜以降(1)のJAL便より乗り継ぎ)バンコク出発、2003/1/5朝迄にバンコク帰着(帰着後(3)の東京行き乗り継ぎ予定)

希望航空会社 エミレーツ航空 ただし、今回の乗り継ぎの時間上より便利な航空会社等ありましたらエミレーツに限らず併せてお知らせください。
(3)

バンコク−東京往復を新規予約致したく、適当な便についてご提案ください

希望日程

バンコク→東京 2003/1/5夕方東京着希望(満席等で都合つかない場合はその前後の予約可能な便をお知らせください)
東京→バンコク 2003/4/26午前発

希望航空会社 できればJALANA第一希望、その他直行便第二希望、満席等で都合つかない場合は経由便でも可


予約作成用住所・氏名・年齢・電話番号については下記にてお願いします。

氏名および年齢

山田 太郎 - TARO YAMADA 36
山田 花子 - HANAKO YAMADA 29
( 注: ローマ字はパスポートと同じ綴りに)
2名分

住所 東京都 住所区 不定町 0-0-1005
電話番号 03-XXXX-XXXX

 

 

2 予約の各種具体例

予約の依頼をしてみるものの、満席等で思い通りにいかない場合などいろいろなケースが出てくると思います。その場合の予約のコツをいくつか紹介します。


(1)
満席で希望便の予約が取れない場合

特に年末年始のピーク時になると、かなり早くから予約しなければ希望の便の予約がとれないことはバンコク発券の場合でもままあります(ピーク時以外はさほど神経質になる必要はありませんが)。上の例の場合、バンコク−東京間の1月5日の便は、かなりの予約が集中しているはずです。(同様に12月28日の東京−バンコク間も後日予約変更で取るとなると、かなり苦戦するでしょう。)

この場合、航空会社の選択は捨てても日程を優先するか、航空会社の選択を優先して帰着日をずらす(1/4以前の便で予約するか、1/5夜間発以降の便とするか)を代理店に伝え、まず取れる便の予約を確保しておきます。その上で、元々の第一希望の便に対し平行してキャンセル待ちをお願いしておくのがよいでしょう。(キャンセル待ちが取れれば当然そちらに乗り換えます)

また、もし帰着日を前倒しとしてズラす場合、ドバイ−バンコクの帰路日程にも影響が及びますので、そのへんも併せて調整しておきましょう。


(2)
ドバイと併せてバンコクへも数日滞在したいという場合

この例の場合、バンコク−東京間と東京−バンコク間は別のチケットになりますので、ドバイへの行きでもドバイからの帰りでもバンコクに滞在することができます。もし滞在したいという場合は、東京→バンコク(12/28)とバンコク→東京(1/5)の間でのバンコク−ドバイ往復日程を調整すればOKです。

たとえば2日間バンコク滞在するとして、行きに滞在する場合、バンコク−ドバイ間を12/30出発1/5早朝着とします。同様に帰りに滞在する場合はバンコク−ドバイ間を12/28夜間発1/3着とします。


(3)
日程がはっきりしない場合

早くから旅行の予定が立てられる場合はいいのですが、仕事の関係等で直前にならないと日程がはっきりしない、という場合もままあるだろうと思います。
そのような場合は、とる道は大きく2つです。

a) とりあえず一番混雑すると思われるピーク時で予約を組んでおく
(この例の2002/12/28〜2003/1/5はまさにそれです)
b) 確実に休みが取れる日程で予約する
(たとえば12/29が休めるか不確実な場合、2002/12/30〜2003/1/5で予約します)

a) の場合、とりあえず後で取る事が非常に難しいだろう本命の日程で予約を入れておき、それに合わせて仕事の調整等を図っていくことになります。仮に後日予約を変更することになっても、たいていの便は今自分が持っている便よりは予約を取り易い、というメリットがあります。

b) の場合は確実に旅行日程を組むことができますが、後日休みがはっきりしてたとえば12/29が休めるとなった場合でも、行きの日程を前倒しにするのはかなり難しくなります。

どちらの道をとるかは個々の事情によりより適したほうを選んでください。

以下、予約のコツを <<予約Tips>> として纏めておきます。


<<予約Tips>>

安いチケットがよければなるべく早く日程を確定させて早めの予約を(すぐ売り切れる)
予約クラスの低いチケットは値段は安いがオープンといっても空席がないため変更できないことが多い
日程が確定できない場合は値段は高くなるが予約クラスの高いチケットで予約を
ピーク期(特に年末)にはとにかく一番確率の高い日程でまず予約を
希望の便が満席だった場合は、第2・第3希望の便を押さえてから希望の便のキャンセル待ちを

 

3 発券手続き

すでに作成された予約に対し発券を行う場合、まず予約を作成した代理店に対し、発券依頼の意思を伝えます。発券時期については、だいたい搭乗日の2週間程度前と考えておけば安全かと思います。ただし、円相場変動、あるいは航空会社の料金改定により値上がりが見込まれる場合は、任意の時点で依頼してまったく問題ありません。

依頼を受けて業者は請求書を作成しメールで送ってきてくれます。このメールに支払方法の詳細も記されているはずですので、それに従って手続きを進めましょう。

バンコクにある代理店に対しての支払い手続きについては代理店個々によって違うでしょうが、邦人経営の代理店の場合、顧客に対し円換算の請求書を発行し顧客は日本国内からの銀行振込で支払いを済ませられるようになっていることが多いようです。

入金処理後、一応業者に対し支払い手続きが完了したので確認してほしい、とメールしましょう。金銭授受の行き違いが起こる可能性はゼロではありませんので、早いうちに確認しておくのがベターです。

業者は入金確認後発券を行い、国際郵便・DHL等でチケットを指定住所に送ってきます。手元にチケットが届けば、すべて完了です。

あとは航空会社によってはリコンファームが必要ですので、搭乗日の5日前くらいには航空会社に電話して済ませるようにしましょう。

 

予約クラスを理解する

飛行機でのクラスといえば、我々利用者にとって目に見えて違うのはファースト・ビジネス・エコノミーの「座席クラス」になりますが、実はこれとは別に、これまで度々話に上がってきている「予約クラス」というものがあります。実際座席クラスがエコノミーの場合もその予約クラスは数段階に分かれ、同じエコノミーでも料金の高いチケット・安いチケットが売りに出されます。当然一般的には予約クラスの高いチケットは値段も高く、予約クラスの低いチケットは値段も安くなります。

予約クラスの高い・低いは一度飛行機に搭乗してしまえばそのサービスには全く関係ありません。正規料金で乗った人も、マイレージの特典航空券で乗った人も、同じ座席クラスであれば一度乗ってしまえば同じ扱いです。

実は予約クラスによって差がつくのは搭乗以前の扱いです。予約クラスの低いチケットは、たとえば搭乗日、搭乗便の予約変更をしようとした場合、変更先の便に同じ予約クラス、もしくはそれ以下の予約クラスに空席がないと変更ができません。

ほとんどの場合、同じ便であれば値段の安いチケットのほうが値段の高いチケットよりも早く売れていくため、値段の安い予約クラスの低いチケットは満席になりやすいと理解して差し支えありません。満席になって予約変更ができないとどうなるか?予約のとおりに飛行機に乗る場合はまったく問題ありませんが、予約を変更しようとするとOPEN(予約変更可)のつもりで買ったのに、実際には FIX(予約変更不可)と変わらない、という事態になりかねません。

ですので、予約の変更の可能性があるかないかにより、どのクラスを選ぶか配慮が必要です。予約の可能性がない、という場合は思い切り値段の安いチケットを選んで問題ないですし、予約の変更がありうる場合は値段が高くなっても高い予約クラスのチケットを選ぶのがよいでしょう。

一般的に予約クラス、値段、予約変更できる空席数は比例の関係にあり、予約クラスが高い場合値段も高いが空席数も多い、予約クラスが低い場合値段も安いが空席数は少なくなる、と覚えておきましょう。

 

ドバイ行き以外を含めてどういう旅行ができるか?

1 バンコクからの航路

これまでドバイ行きを中心としてバンコク発券を説明してきましたが、バンコクのドン・ムアン空港はアジアのハブ空港として、ドバイ以外にも多数の航路を持っています。まずバンコクを起点とした航路をおさらいしてみましょう。


(1) バンコク−ドバイ他中東

日本と中東の丁度中間に位置するため、中継地として理想的です。エミレーツ航空のほかガルフエアー、クウエート航空、カタール航空などが航路を持っています。
ただし価格については、エミレーツ航空の日本直行便就航後、バンコク経由を利用するか大阪からの直行便を選ぶか見直したほうがいいかもしれません。


(2)
バンコク−ヨーロッパ

エールフランス、ルフトハンザ航空をはじめとして数多くのキャリアが航路を持っています。ただし日本からバンコク経由でヨーロッパへ行く場合、俗に言う南回りとなるため、日本からヨーロッパへの直行便(北回り)に比べ時間的ロスが大きくなります。また、日本−バンコク、バンコク−ヨーロッパで航空券が分かれるため、日本からの直行便に比べ料金面でも割高になりがちです。

ゴールデンウィーク、お盆等の日本発航空券価格ピーク時以外は利用価値については疑問が残ります。

ドバイとヨーロッパを両取りしてみる、という観点からはエミレーツ航空でバンコク発ドバイ経由ヨーロッパ行きという選択肢で、ドバイとヨーロッパを一度に旅行することも可能です。この場合日本−ドバイ、日本−ヨーロッパを別個に手配するよりは割安に仕上げることもできるでしょう。

かつてはドバイ滞在にはビザが必要でしたが、今は日本人旅行者は観光ではビザを必要としないため、ヨーロッパの行き帰りにふらりとドバイに立ち寄ってみる、ということもしやすくなりました。


(3) バンコク−アフリカ

ケニア、南アフリカ等の近年観光が盛んになってきた南・中部アフリカの国々、モロッコ、エジプト等の北部アフリカの国々へも、直行便はありませんがドバイ等を乗り継ぎ都市として行くことができます。


(4)
バンコク−アメリカ

ユナイテッド航空、ノースウェスト航空等の米系航空会社と日本航空、全日空の日系航空会社の多数から選択が可能です。米系、日系の場合日本経由でのアメリカ行きとなるため、日本でのストップオーバー(途中降機)を利用しての長期旅行計画を組むとバンコク発券のメリットを発揮できます。ストップオーバーについては次のセクションで詳しく説明します。

価格的に最も使いやすいのは復路ストップオーバーのチケットです。ストップオーバーなしの場合は日本を素通りすることになってしまい、日本在住者としてはメリットが薄くなります。一方、往復ストップオーバーはこの上なく便利ですが、復路のみストップオーバー可のチケットに比べ価格がかなり高くなってしまい、コストパフォーマンス的にあまり魅力がなくなってしまいます。このへんのバランスに最も優れているのは復路ストップオーバーのチケットでしょう。

これについては次のセクションで触れることにします。

(5) バンコク−他の東南アジア

選択肢としてはバンコクと東南アジア諸都市の間の単純往復チケットを手配する場合と、東南アジア諸都市経由の日本行きを選択する場合の2つがあります。前者の場合、ヨーロッパ系航空会社がバンコク経由東南アジア諸都市を最終目的地としている便の、バンコク−東南アジア諸都市間のチケットを狙うと価格面では非常に格安に購入できます。例としてエールフランスのバンコク−ホーチミン、バンコク−ハノイ(ともにベトナム)のチケットや、ルフトハンザのバンコク−マニラ(フィリピン)、スカンジナビア航空もしくはスイス航空のバンコク−シンガポールなどが挙げられます。ただし、便数はあまり多くないので、旅行の便利さを優先する場合はアジア系航空会社を選ぶと便数は多くなります(ただしチケットの価格も上昇します)。

次に東南アジア諸都市経由日本行きを選ぶ場合のメリットとしては、日本行き直行便に比べ価格が安くなることが多いことと、復路ストップオーバーありのチケットを購入すると、日本からバンコクへの航路において東南アジア諸都市でのストップオーバーができることが多い(チケットによってはストップオーバー不可の場合があったり、逆に往復ともストップオーバー可能の場合もありますので条件をよく確認してください)、ということが挙げられます。たとえばキャセイパシフィック航空でのバンコク発香港経由日本行き復路ストップオーバー可のチケットを購入した場合、バンコク→日本の間は香港を素通りしますが(ただし日本行きの次の便の乗り継ぎまで24時間以内なら香港の街にでることができます)、日本→バンコクの間では、途中香港に立ち寄って香港滞在を楽しむことができます。同様にシンガポール航空のバンコク発シンガポール経由日本行き復路ストップオーバー可の場合、日本→バンコク途中にシンガポール滞在が可能です。

 

2 ストップオーバーを利用する

ストップオーバーとは、出発地から目的地へ向かう途中、もしくは目的地から出発地へ戻る途中の経由都市で、24時間以上滞在する事をいいます。ちょっと見には直行便に比べ不便なように見える経由便ですが、これをうまく利用することにより訪問先をぐっと広げることができます。

バンコク−日本間を基本ルートとする場合、ストップオーバーを利用できるのは

 バンコク−日本間
 バンコク−バンコク以西の目的地間
 日本−日本以東の目的地間

の3つのパターンがあります。
話をわかりやすくするため具体的地名を例に挙げてそれぞれの利用パターンを説明します。

(1) バンコク−日本間

バンコク−日本間を直行便ではなく、経由便とすることで経由地でのストップオーバーが利用できます。具体的にはシンガポール航空で、バンコク−シンガポール−成田往復とした場合シンガポールでストップオーバーが可能、キャセイ・パシフィック航空でバンコク−香港−成田往復とした場合香港でストップオーバーが可能です。このほかにもマレーシア航空でクアラルンプール、中華航空で台北等、東南アジア各国の主要航空会社を選ぶことでその国でのストップオーバーが可能です。

ストップオーバーを希望する場合は、旅行代理店にその旨を伝えましょう。復路ストップオーバーならばたいていの場合問題なく可能です。

バンコクでの滞在に飽きてきた場合、経由便を選んで他の東南アジア諸国にストップオーバーで滞在を楽しむのもよいでしょう。

(2) バンコク−ドバイ間

(1)と同様にドバイを最終目的地として、バンコク−ドバイ間を経由便で行くこともできます。たとえばシンガポール航空でのバンコク−シンガポール−ドバイ往復、ベトナム航空でのバンコク−ホーチミン−ドバイ往復です。この場合も経由都市で復路ストップオーバーが可能です。バンコク−日本間の場合、復路でなければストップオーバーができない場合が多く、ある程度計画を立てていないと利用しにくいのですが、バンコク−ドバイ間ならメインのドバイ旅行と同じ旅程の中でストップオーバーができるのが便利です。

(3) バンコク−(ドバイ経由)最終目的地間

ドバイを経由都市としてストップオーバーで立ち寄るプランがこれです。ドバイ経由便が条件になりますので、おのずとドバイを本拠地とするエミレーツ航空が便利です。エミレーツ航空の幅広いルートを利用可能ですので、最終目的地としては近隣アラブ諸国(ヨルダン、クゥエート等)ですとか、ヨーロッパ方面(フランス、イギリス、イタリア等)ですとか、アフリカ方面(ケニア、モロッコ等)なども選択できます。料金については、バンコク発券扱い某社の2002年6月現在の価格表を参照しますと、エミレーツ航空エコノミークラス3ヶ月オープンでのバンコク−ドバイ往復料金が20,800バーツに対し、エミレーツ航空エコノミークラス3ヶ月オープンでのバンコク−(ドバイ経由)−ロンドン往復料金は24,000バーツと、ドバイ−ロンドン間を別に手配するよりかなり安くあげることができます。

ドバイをメインにしてもう一箇所普段行けないところへ行きたい、あるいは本来は最終目的地がメインだがドバイにも立ち寄りたいといった場合にお薦めできます。なお、原則としてドバイ滞在は復路になります。

(4) バンコク−(日本経由)アメリカ間

日本からみてバンコクとアメリカは反対の方向にありますので移動距離は大きくなりますが、もし両方に行きたいという場合は非常に費用的に効率よく回ることができます。

このパターンの場合、ストップオーバーを日本で日常を過ごすための手段として使います。チケット上は、復路アメリカから日本経由でバンコクへ戻ってすべての旅程が完了しますが、この復路で経由地日本でチケットの有効期限までストップオーバーとして滞在する形をとります。

チケットによっては往復ストップオーバー可能な場合もあり、このほうがいっそう便利ですが、1-(4)でも触れたとおり、復路ストップオーバーありのチケットがコストパフォーマンスの面からみて一般的です。

また、ビジネスクラス、ファーストクラスのチケットも日本で日本−アメリカ間のみを買うよりかなり安いので、たまにビジネス・ファーストに乗ってみたいという場合も搭乗時間が長いだけに非常に満足のいく空の旅になるでしょう。さらに一定の予約クラス以上であれば、マイレージのアップグレード特典も併用可能ですので、もしマイレージでこの種の特典を利用可能な方は日本−アメリカ間で利用されると効果絶大です。

以上利用例をいくつか説明しましたが、ストップオーバーを積極的に利用することでまた一段とバンコク発券のうまみを享受することができます。

 

おわりに

以上、その1からその3にわたってバンコク発券を中心に説明してきました。説明でも触れましたとおり、必ずしもバンコク発券すべての人にとって得というわけではありません。特に2002年秋からは大阪からのエミレーツ航空直行便就航が予定されており、そちらを利用するほうが安く、かつ便利にドバイに行けるようになるかもしれません。

ただ、日本の旅行産業の構造が変わらない限り、GWやお盆休みの旅行は非常に高くなりがちで、かつどんなに早く計画を立てても希望のツアー・航空券等が手配できるかは非常に流動的です。しかし依然として日本ではGW、お盆、正月しかまとまった休暇をとれないという人が非常に多く、こうした方々に選択肢の一つとして、手配の一部でもバンコク発券を検討してもらいたいと思います。かつてはそれなりに大変なことでしたが、今ではインターネットを通じて日本語でバンコク発のチケットも簡単に手配できます。

また、バンコク発券が自分のニーズに合わないという方でも、今回のガイドを参考にして、ツアーに頼らずとも自分で手配することでドバイを含めご自分の行きたい場所へ、自分の都合に合わせた期間、滞在先での過ごし方、ホテル、航空会社にいたるまで、自由に組み合わせて旅行をアレンジすることができるんだ、という気になっていただければ幸いです。

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